住宅 深大寺A邸 上棟式

12月7日は深大寺A邸の上棟式でした。
今年の3月にお施主さんにお会いして、ようやくここまで辿り着きました。image-017

式の前にお施主さんと一緒に屋根に上って景色を確かめました。image-013
この方向に富士山が望まれ、夏には花火が上がるとのこと。
急遽、富士見台を作ることに(笑)
お施主さんのうれしそうな、興奮した姿を見ていると、自然とどうにかして実現してあげたいという気持ちになります。

反対方向の景色もまた抜群。
家並みの向こう側に見えている森は、神代植物公園の深い木立。
本当に環境の良いところです。
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思っていたよりも家が大きいとお施主さん。
ものすごく丹念に図面を見てくれているお施主さんですが、それでも実際に立ちあがってくると大きく感じるようです。
そういえば、若いころ初めて設計した建物があまりに大きく感じられて自分自身驚いたことを思い出しました。
現場が進んで壁が立ってくると、急に小さくなったように感じます。その壁や天井が仕上がると、これまた急に大きくなったように感じるのです。
人の感じるスケール感というのは本当に微妙なものです。
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式が終わって、施主さん心づくしの食事をいただきながら、直会(なおらい)。工務店さんや職人さんたちと一緒に、お施主さんを交えて楽しく盛り上がりました。
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最近は直会といっても、簡単にお弁当を渡しておしまいということも多いのですが、職人さんひとりひとりとじっくり話してくださり、多いに盛りあがりました。お施主さんの期待、職人さんたちを大事にしているという気持ちが充分に伝わったらしく、終わってから職人さんたち皆口ぐちに、がんばらないといかんな、いいもの建てようなと話し合っている声が聞こえてきました。
設計や、工務店だけでなく、実際に手を動かす職人さんたちとこんな良い関係ができてこそ、良い建物ができるのだとつくづく思います。

あっという間に時間がたち、終わったころには真っ暗(笑)
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この面の外壁には、大きな面の板金仕上が施されます。
ここを施工する板金屋さんもとても仕事に誇りを持った人で、一体どんな良い仕事をしてくれるだろうかと、今からとても楽しみになります。

その板金屋さんと工務店さんと、式が終わってから飲み。
結局夜中の一時過ぎまで(笑)
板金屋さんの職人さんとしてのプライドだけでなく、業界を取り巻く環境を広い視野でとらえて、今から若い職人さんを鍛え始めている話など、その意識の高さに、こちらも負けてはいられないぞと思いを新たにした夜でした。

 

 

 


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