苦楽園M邸の増築部分の一年点検に行ってきました。
苦楽園M邸の増築前についての詳細はこちら→苦楽園M邸HP
このスペースは竣工当時、中庭とピロティーの部分で、外部空間だったのです。
キッチンから直接眺望が見える気持ちのよいスペースではあったのですが、プラン上来客があったときに、どうしてもキッチンを通って奥へ案内しなければならない。
であれば、この中庭・ピロティスペースに客間を作れないかとのご要望でした。
中庭の上にはこのようにトップライトをかけて、バルコニーであたった場所にはサッシを入れました。
壁が少し前に出ている部分に、既存の空調ドレンや新設の電気配線などを隠しています。
手前のジョージ・ナカシマの家具は当初からお持ちであたったものなのですが、家の中に落ち着く場所がなかなか見つけられませんでした。
こうやって増築することで、しっかりとした存在感のある家具にふさわしい場所がみつかったような気がします。
それにしても、こちらのお家は増築部分以外はもう竣工から7年経っているのにもかかわらず、とてもキレイにお住まいいただいているのは、本当にありがたいことです。
お施主さんの住まいに対する意識の高さの表れなのでしょうか。
この客間と玄関にふさわしい観葉植物を探しているとのことでしたので、少しお手伝いできればと動いているところです。
Mさん、今回もご苦労様でした。